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鈴木 光弘
JAERI-M 91-038, 108 Pages, 1991/02
一昨年3月、米国原子力規制委員会(USNRC)はTMI事故後10年間に実施した原子力発電所の安全改善策をまとめ、NUREG-1355報告書を出した。米国におけるその安全改善策の出発点になったのは、事故発生2週間後に指名された大統領委員会(通称ケメニー委員会)による包括的調査と勧告であった。NUREG-1355は、広範な分野に亘り原子力規制行政と施設の安全管理に抜本的検討を加えることになったこの大統領委員会勧告に照らして、対応の現状をまとめたものである。本報告書はその全訳である。訳に当ってはできるだけ原文に忠実に訳し、正確さを期する為にいくつかの分野の研究の協力を頂いた。NUREG-1355の内容は規制行政のみならず、事業者と運転員訓練、種々の技術的評価、保健と安全、緊急時対応計画など7章76項目から成り、わが国における安全改善策や安全研究の進展を考える上で大変参考になる資料である。